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2010年11月29日 星期一

社会が分裂する「歴史教育」:馬英九政権、中国史2倍を画策

長く台湾の歴史とは中国大陸の歴史だった。民主化の進展とともに教育も台湾史重視の機運が生まれたが、台湾史を独立して教えるようになったのは中学校では 13年前、高校ではわずか4年前に過ぎない。歴史教育は、親台湾派と親中国派に社会が分裂する火種としていまだにくすぶっている。【高田英俊】

教育は未来を方向付ける。その根幹をなす歴史教科書で、馬英九政権が不穏な動きを見せている。事が公になったのは、高校用歴史教科書の新しいガイドライン「課綱」を策定する委員の一人、周婉窈・台湾大学歴史系教授がインターネット上で公表した文章だった。

周教授は日本語版もある著書「台湾歴史図説」で知られる。この島の歴史を先史時代から説き起こし、多様性に満ちた原住民の姿や生活、外来政権による支配、日本統治の功罪などを多面的に情感あふれる文章でつづった。累計10万部超は類書では最も売れている。

その彼女は昨年4月、2009学校年度(2009年9月~10年8月)から導入予定だった「98課綱」委員会の委員に選ばれた。教育部が任命した召集人 (委員長)以下、計13人の専門家が昨年末までに10回の会合を開催。しかし議論は平行線をたどる。化学や数学など全23科目を対象にしたが、歴史のみが 最後まで教育部に据え置かれる異例の事態だった。

焦点は、台湾史を中国史に含めるか、中国史に割く量を実質2倍以上にするか。結論が出ないまま教育部は今年2月、委員を19人に増やし、うち9人を新任に入れ替えてしまう。中国史増量に反対した委員7人のうち4人は自ら留任拒否または事実上の退任となった。

周教授はこれに反発し、問題を社会に問おうと公表に踏み切る。そして「政府内部の情報を公開した。倫理上残るべきではない」と委員を辞めた。

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